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いまからみれば・・・その3

・・・SLの響き 新潟県鹿瀬町 春・・・

2009625 まぁ、今聞くと懐かしいというか、こんなこともあったんだなぁ。

気力体力十分という感じで、これを聞くと当時の心境まで甦ってくるから不思議だよ。

前年に復活した新潟県を走る「ばんえつ物語号」の春を記録したのがこのアルバムだ。

この作品を作るにあたっては、地元のSL復活に対する期待が込められているといっていい。復活から沿線周辺では、各停車駅などで様々なイベントが行われたりしていた。

町興しの期待を背負ってのSL復活は、僕にとっても忘れぬことのできない機会を得ることになるのだった。

この作品の前には「SL紀行 本州編Vol.1」がある。駅の片隅に置かれたあるノートを見て、僕の録音を地元の小学校に送ったところ、地元でも反響があったようだ。

このSL紀行を聞いたある地元の方から、その後いくつかの企画にお誘いを受けることになる。その中のひとつがこの作品になったのだった。

今から見れば、この作品は僕が地元に差し上げた一枚のCD-Rから生まれたような企画だったね。

まぁ、壮大な実験だったなぁと今振り返ると思うところだが、お会いしたのはたったの一回きりだった。

録音から素晴らしい汽笛のイメージを創造し、位置を指定して鳴らすという試みを行ったというのは、現場を知っているからできたこと。こんな事は体験は二度と巡ってこないだろうね。

季節は雪の3月初めから初夏の頃までを収録しているが、サンプルは4月の録音から。

しかし、現在はこのロケーションで同じことができなくなった。理由は展望車が付いたからで、通過と汽笛が被ってしまうのだ。

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