ウグイス
東京バードフェスティバル2009でのトークショーは、自宅で聞きなおしても非常に面白かった。
特に小猫師匠のウグイスは1mという至近距離から一声鳴いてくれました。まぁ、フィールドではこの距離で生を聞くのはチョイト難しいだろう。
確かに違いを言い出せばあるのだろうが、俺が聞いた限りにおいては「生を超えてる」という印象だった。実際にフィールドで聞く距離からでは聞けないような音もいっぱい出ていたのではないかなぁ。
では、本物の鳴き声ってどんなもんだったのでしょうか。比較するということ自体に意味があるとは思えないが、まぁ、いいかぁ。と、いう事で自らの録音から、4mほどの距離から鳴くウグイスと比較した。
上のスペアナ画像の左は師匠のカーブ、右が山で鳴くウグイスの特性だ。
しかし、実際を比較してみるとレベルはさて置き、鳴き出しの周波数は1.6Khz・2Khzとピークはピタリと一致するから、こっちが驚いた。
師匠は1.25Khzのピークも簡単に鳴いて見せるからウグイスに臨場感がグンと増すのだった。一方、本物のウグイスは更に上手で、800Hzまでを低く鳴く「ホー」の部分で鳴き分けながら囀っていた。
本物のウグイスの「ホー・ホケキョ」の周波数分布は、主に1.25~5Khzが範囲だが、師匠の鳴きは20Khz辺りまで伸びている。これは至近距離から拾っているから出てくるのだろう。
野鳥録音でもマイクに乗ったり、あるいは1m以内で軸に向かって鳴いたりすると、12Khz以上の反応が大きく変わってくる。だから、周波数分析のカーブを見れば、経験則からおおよその距離を把握できたりする。
そういう意味でも師匠のウグイスは、耳元で鳴いた時に聞くことの出来る声だったのかも知れないね。
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コメント
またもやニアミスでした・・。
私は5mくらい離れた位置から、子猫師匠の芸(単に芸といっていいのやら・・)を堪能しました。確かに音量ではウグイスを超えてましたね。私もTVやラジオで何度か聞いていましたが、生はぜんぜん違いますね。でも、トークショーを録音してさらに分析しているSY-99さんって・・・・頭が下がります・・。
私はというと、平和島から徒歩で会場まで向かいましたが暑かったです。そして、トークショーが終わったらすぐにモノレールとJRで有楽町の交通会館へ行き、さらに砧のNHK技研に行くというスケジュールで足に豆できちゃいました(いい年してアホです・・)。
投稿: もてぎ | 2009年5月26日 (火) 22時23分
もてぎさんも近くで聞いて居たんですかぁ。こっちはチャリンコで来たもので、座ったところでホッとしてしまい、周囲をキョロキョロしている余裕がありませんでした。
まぁ、目の前で聞いた小猫師匠の鳴き声は予想をはるかに超えていましたね。オーディオで時々あるのが生を超えたという録音のレコードやCD。実際に聞いている以上の情報や音が、再生で現れるという印象を得る感覚と同じだったので驚いたんです。
そこで、こんな比較を思いついたということなのですが、鳴き出しのピークの現れはレベル以外は本当にそっくりですよ。声を言葉に置き換えた人間の感覚で吹いているにも関わらす、周波数がほとんど同じというのは、師匠は単に吹くだけでなく自ら聞いた声を脳裏に描きながら同時に確認しているという証拠かもしれません。
これは簡単に真似できるような芸でないというのは、一度聞けば誰にでも理解できましょう。
今度こそ、どこかの会場でお会いできることを楽しみにしております。
投稿: SY-99 | 2009年5月27日 (水) 06時59分