3月28日(土) 徳山ダム
小さな旅も、家族の都合もあったりして、全員での旅はめっきり減ってしまった。そこにガソリンの高騰や100年に一度の不景気が我が家にも襲ってきた。だから今年は何をするにも、はや財布の中が空っぽだ。当面は静かにしている退屈な日々が音の風景を包み込むだろうね。
しかし、そうは言ってもETC1000円というのは放ってはおけない感じ。人間ドックの疲れもあるが家族で楽しめる日は限られている。そこで、人間ドックから帰るとそのまま車で飛び出してしまおうと家族を誘い出す。
車を走らせながら密かに思っていたのは、どうせ1000円なら時間もあるし遠回りするルートで走ってしまおうか。頭に描いたのは北陸道に出ることだったが、思ったようにはいかないもだ。途中の信州中野から先がチェーン規制、これでは中央道を走る意味が無くなってガッカリだが、それならそのまま下るしかないかぁ。
途中、夜明け前に通過した恵那山トンネル内の気温は16℃。しかしトンネルを出ると気温は-2℃と極端な状態。追い越す車はかなり飛ばしていたが、当方は慎重に通り抜けるしかない。
3月29日(日)
まず訪れたのは徳山ダム。本当は昨年の5月連休に見に行こうと思っていたが、時間がなくなってしまった。2006年9月から湛水を開始、2008年4月に満水となると試験放流を開始した。実はこの放流を見られたらと思っていたのだが残念だった。
順番が逆になったが、ダムを訪れた帰りに寄ったのが水と森の学習館という施設。ダムの下流にある多目的施設で、隣接する施設で星座の観測も出来たりする。ダムの様子など館内にあるパネルを前に熱心に解説してくれたり、ビデオも上映してくれた。この辺の紅葉は大変美しいと聞いたので、季節を改めて訪れてみるのも良いかもしれない。
日本一の貯水量をもつこのダムは、割と市街地にも近い環境にある。貯水量第二位となった奥只見ダムの環境とは対照的である。ダムを歩くことが出来るが、これまた風が強烈で落ち着いて見学できなかった。
ダムの下に見える平らなスペースには、今年度から地下80mの位置に発電所の建設が始まると言うことだが、説明はやや歯切れの悪い印象である。この辺が徳山ダムの紆余曲折の歴史を物語っているともいえるようだ。
これだけの貯水量を誇りながら、たった15万キロワットというのは素人が見ても少なすぎる。徳山と肩を並べる奥只見ダムの56万キロワットを考えれば1/4程度なのだ。計画から半世紀を経て完成にこぎつけたものの、時代の変化が役割を大きく変えてしまったということなのだろう。
ここでひとつ、走りながら思ったことがある。なにもこの辺だけではないが、最近の新しい道路というのは随分と直線的になっていると感じる。一言で語れば走りやすいと思う。
昔なら舗装路でも2Km走るのに時間を感じたような山道でさえ、道幅も確保され難なく峠を越えられる。それだけでなく、案内標識などを見ても、山奥でも的確な表現がされているからなぁ。
昔(25年以上前)は国道番号で区分すれば、ざっと200番台以上の国道の標識は相当いい加減であった。国道であることが全く示されていなかったりするし、案内標識もないから山岳地ではよく迷ったものだ。家の玄関先が狭い国道だったりした区間も、知らぬ間にバイパス化されたりしているのだね。
対岸を這うように走る旧道を目にすると、この辺もその例に習って随分と変わったなと思うのだった。下流に位置する揖斐川町では桜が咲き、いよいよ春を迎える季節となってきた。
そういえば、下流の横山ダム付近でブッポウソウがいるという汚れた看板を目にした。以前にブッポウソウ復活プロジェクトというのがあると聞いたことがあるが、この辺なんでしょうか。巣箱をいくつか置いているようなことだったと思ったが、確かに居てもおかしくない環境にも見えますね。時期は4月から9月頃までなのかな。
さて、小さな旅はこの後も続きます。
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